タイヤの破損
先日、大阪府の堺市で、交差点で停車中の大型クレーン車のタイヤがバーストして、横に停まっていたワンボックスカーの側面に直撃し、後部座席の男児(4才)が頭の骨を折る重症を負いました。
以前から、事故の程度は様々ですが、同様のタイヤの破損事故はありましたが、最近はマスコミの影響か話題になれば、そればかりがクローズアップされますね。TVニュースで今まで無かった大型車両のタイヤの検問が記事になっていました。
道路上のクレーン車や大型車両の横や前方をに近づかない方が、いいですよ。
僕は以前、某建設機械メーカーでサービス(修理)の仕事をしていました。重ダンプ(77t積み)やスクレーパーといった、超大型車両のタイヤの外径は、2.5m前後あります。メーカーの事故報告書の事例に、タイヤに負荷がかかり、熱でバーストして破損部品が500m飛んだ事例がありました。
でかい機械のタイヤには、温度変化がない窒素ガスを充填してありホイールが二重構造で、冷却様にクーラント液が入っています。それでも、外部からの負荷やタイヤのゴムにこもる熱量が、凄いんでしょうね。
道路を走行しているタイヤがいっぱいあるトレーラーの架台の積載重量が重いと、タイヤがいっぱい付いていても、一本バーストすれば、順番にバーストし出します。
破裂したタイヤは、タイヤが薄いサイド方向に破裂しますから、真横が一番危ないですね。
リストラで、輸送コストの削減も影響して、価格の安い再生タイヤと使う会社があります。すり減った部分を接着してありますが、古くなるとその部分が、めくれたり弱くなるので今回の様な事故の要因の一つになったと推測されます。
最近は、ワンボックスカーが、ファミリーカーの代表格ですね。定員が、乗れば車重も結構かかり重心が高いので横転の確率も高くなります。タイヤの溝の深さやサイドに傷がないか、マメに点検したほうが、良いでしょうね。
タイヤってホイールが主役でタイヤ本体が脇役っぽくなりがちです。
結構、大事な部品なんですよ~(´∀`)