負傷
ようやく正月休暇になり昨日、山に行ってきました。
ロビンは、こないだの牝猪の鼻に咬みついた時に、少し牙が刺さったので代わりにボスを連れて行きました。
親方達が、連日出猟していますから見切りもより正確になり早くなっているので朝から山をかける事になりました。
入り足から寝屋を、3ヶ所に絞り込みその都度の待ち場の配置を、確認し配置完了後に放犬しすぐに起こし啼きです。起こした尾根のすぐ下は、民家と道路で裏側は山が深いのでそちらに落ちる算段でしたが、複数いたようで待ちから離れた所を一つ抜け、もう一つは民家側に落ちそちらに全犬ついてしまいました。民家の軒先に裏山から、出てきたので農家のお婆に驚かれましたが、姿を見て猟師と解り「猪を獲ってくれ」と懇願され長話モードに入りそうなので、「犬を探してる」と言うと「猪と犬が道路を渡って行った」と教えてくれているうちに3つとも足元に戻ってきました。
山に戻り無線で状況説明をし次の寝屋に行くと途中で、ボスが僕から離れて動いていないようです。しばらくすると戻ってきたクリが、足元にいたサツマを連れてボスが動かない方へ行くと啼きだしました。寝屋の裏側の斜面で、ボスが啼かず付かずでいたようで、猪が立っていたところの遭遇したようです。寝屋まで登ると啼いていたクリが、僕の様子を見に戻りまた猪により啼いています。
クリは、少し大きい猪だと絡まないのでサイズが見なくても大体解り、ゆっくり近づきましたが猪に悟られ、横に走り出しました。
無線で状況を説明し、サツマの啼く方へ下るとクリの声も聞こえます。猪は谷までおり反対斜面の倒木とウラジロの中に、立っている様です。
斜面をもう少しで下り終わる頃に、サツマの悲鳴がしました。僕の姿が、見えたクリが猪に近づき吠え出しました。ボスを確認しても姿は見えません。クリは、確認出来ますが猪も見えず撃ち込む事も出来ず様子を見ていると猪がクリに突進してウラジロの切れ目まで出てきた時に、クリの啼き声が悲鳴に変わりました。一瞬、撃つ機会がありましたがボスの存在がよぎり、撃つ事が出来ず獲り逃がしました。60kgほどの猪でした。
幸い、クリもサツマも筋肉や筋に損傷もなく一安心です。この経験から成長してくれたら良いんですが・・・。
犬達には、少し長めの正月休暇になりそうです。