新潟県で、猪を駆除したニュースが流れていました。去年の春先に、猪訓練所で話した20代後半の富山県から来た方と話ましたが、猪は福井県との県境くらいだと会話したのを思うと猪の繁殖力には、目を見張るものがありますね。
僕らの行く猟場近辺では箱罠の設置が増えました。10mも離れない同じ場所に設置してある所もあります。箱罠も工夫しないと入らないみたいですが、餌でおびき寄せるので猪が設置されている田畑や里山に寄ってきます。小さな猪は、先を競って餌を食べますから捕獲され易いですが、それを見ている親は中々入りませんし、残った子猪が入ろうとするのも止める仕草をします。子猪が獲られると出産回数も増えたり出産時期をずらす様になります。
箱罠に入れば、捕獲した感じはしますが田畑を荒らされる事がなくなる事はないでしょうね。また、増えたら増えたで巻き狩りの技術がなくても犬が良ければ捕獲も容易になりますから見切りやマナーの低下衰退にもつながりかねないでしょう。
温故知新で狩猟技能が残れば良いんですがはてさて…。
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2010.01.29
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温暖化が進んでいるとはいえ、2月頃には一番冷え込みがきつく猟場もガチガチに凍てつき土の上は日陰は日中もコンクリートみたいになったままです(^^:;)
最近は、勢子と待ち場の両方ですから動くと暑く止まると寒いの両極端ですので体温調節が難しいですね。
下着もイロイロと試しましたが、最近はアンダーアーマーのコールドギアが性能も値段相応で、洗濯しても素材機能の低下が少ない気がし気に入っています。最近のアンダーアーマーのアメリカ国内での商品展開は、カジュアルからアウトドアまで広がりアウトドア仕様の生地も気温に合わせて3段階に設定しており気になっています。
アンダーアーマーは、値引きも殆どなく何処で買っても差はありませんが、公式サイトで商品の入れ替えで30%Offになっていたのを見つけ、上下で買ってしまいましたp(^^)q
売り切れも多く上下で色が、揃っていませんが下着ですし無頓着な性格もあって気になりませんから良い買物が出来ました(゜▽゜)
2010.01.28
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先週は、帰宅後に人と会う機会が多く寝不足気味な上に、週末に同僚が仕事でミスをし僕も大変な目に遇いました(+_+)
日曜は、朝からシャキッとしない感じで見切りで単純なミスをして親方に、たしなめられてしまいました(..;)こんな時は、事故につながり易いので気を取り直しますが何処か集中出来ない感じです。
朝から見切りましたが、喰みも足も拾えません。他の方が見切りった場所に集合し掛ける山の小見切りに方向音痴のTさんと二人で谷筋を登りました。
ヌタを使い落ち葉の上を、登る方向を確認しTさんの待ち場の立つ位置をTさんに説明して下り、親方に連絡し掛ける山と待ちを確認して、小一時間ほど親方の犬で掛けましたが寝屋が無く終了です。
昼ご飯を食べながら、掛けた山の様子と複数の足とヌタ場を考えると抜けた足を見つけられず、何処かに留まっている可能性があると考えるのが妥当と結論づき、再度残りの場所をクリで掛ける事になりましたが、日当たりは良いのですが寝屋らしきものが皆目見当たりません。モヤモヤが残る山を後に、別の場所に移動し小猪が箱罠に足を出していたのを僕が掛けさせてもらいました。
さね尾が長いサコミが寝屋の山です。裾の竹やぶから入りましたが、中で斜面が階段になるくらい掘り起こしてあります。中には新しいモノも幾つかありますが、足が大きく狙う猪とは違いました。
尾根に向かい雑木林を登り出し直ぐにクリが起こしました。何度か止まり鳴いていますから、慌てて近づいて行きますが、向かえ側の尾根を越えた辺りで撒かれた様子です。一番高い尾根迄登り、撒かれた辺りまで尾根を下って行くと谷筋を上に何か追っています。鳴きが聞こえないので鹿かなと思い待っていると間をおき二発の音が聞こえました。しばらくして2匹とも帰って来たので、無線で状況を聞いても連絡がありません。獲物の状況が解らないので仕方なく谷筋に下り高い尾根へ行くと無線連絡をして、下りかけた時に待ち場から止めたとの連絡が入りました。電池がなくなり電波を発射出来なかったらしいです(>_<)
親方を始め関係してくださってる方々に見守られようやくクリの初仕事ですf^_^;初歩的な事が出来る様になりました。
引く回数が少ないので、可愛そうですが少しずつ良くなってきました。
皆さんには感謝感謝ですm(__)m

抜きで79kgのガリ(牡のヒネ)でした。
2010.01.25
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知り合いの猟グループが空中分解した様です。原因は、肉の配分です(+_+)4人でしていたみたいですが、獲れない時期が続き一人は鹿の流し猟に転向してしまいました。罠も仕掛けていますが、餌代は一人が受け持ち見回りも平日にコマメに見回りしていたそうです。罠に掛かった猪を一人で持ち帰っても3人で等配分していたそうです。こないだから、調子よく猪を犬で獲ったそうですが犬の分と言い勢子が良い部位を2人分、さっさと持ち帰り罠を管理している方には、血の回った肉が大半だったらしく、犬の治療費も等割りで罠を管理している方が、とうとう嫌気がさして罠もほったらかし状態で放置してありました。
当地方では、勢子が犬の分まで肉を貰うなら治療費は自分持ちです。また、公平にくじ引き等で持ち帰る肉を決めます。罠は管理している者が半分取り残りを配分するのが通常です。この勢子は僕達と顔を会わすと人数が居て羨ましいと言ってましたが勢子の心情は、獲れるまで人数が居て良いと言う事だったんでしょうか…。人なりが見えてしまうと、皆が離れていくでしょうからメンバーが揃わなくなります。一人で獲る能力があれば別でしょうが、そのうち孤立無援になってしまうでしょうね。
親方が、昔から猟隊が分裂するのは肉の配分が原因の大半だと言ってました。
そういえば、以前にうちの隊にも何もしないし手伝わない、輩が居てました。僕が、解体までこなし肉を等割りしている時に火にあたっているのを見ると「なぜ、あいつも等配分なんだ」と思った事がありました。最近、逆ギレして隊から自ら出て行きましたが、受け入れてくれる先がないと聞きました。
ルールやマナーも無く個人主義とか権利主張を履き違えた人が多いですね。
しかし、猟師はケンカ別れしてもまたくっついたりする隊(グループ同士の場合が殆どですが)もあり変わった人種です…。
2010.01.21
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日曜は、寒波が緩み晴れる予報でした。前日に親方達が、掻き回したので猪の寄っている方向解っていましたが案の定、凍てつきガチガチに硬くなり、霜柱が立ち足が中々、拾えませんでした(´Д`)3日前くらいの100kg級の牡の喰み跡がありましたが、この時期は留まる事もないですから何処まで行ったのやら…。渡りの足も、喰み跡も古いものが目立ちます。
田んぼ跡の大きなヌタ場に行くと足は、見分けがつきませんが氷を割って寝屋山に続いた跡を見つけました。何時もより見つけるのに時間がかかり10時を回っています。
親方達に連絡し、待ち場を決め山様を聞き犬を連れて入りましたが、寝屋が見つかりません。犬が離れて行きましたが、鹿の様です。待ち場の後ろの尾根に行ったので待ち場を反対に変える様に連絡しました。残念ながら、鹿は抜けてしまい、犬も戻って来たので続きを歩きますが日向きに古いですが喰み跡がそこらじゅうにありますが寝屋らしい跡が、全くありません。
進んで行くと、鹿を起こしました。僕の前を尾根に向かって牝鹿が、登っていきました。
親方に教えてもらった寝屋を回りましたが、居る気配さえもありません。見切り間違いで、何処かで抜けたのかと不安になってきます。
尾根に上がりもう狩る所もなく諦めかけた時に、青木の生えたサコミがある距離の短い背を先端まで行き引き返すとクリが起こしました。一旦、親方の待ちに行きかけ反転しさっき登ってきた尾根を横切り鹿が、走った谷に向かいました。ボスだけ待ち場を抜け山を変わりましたが、クリは谷の手前で川下に走り撒かれた様です。
何時も、聞いてなくても饒舌にしゃべる方向音痴のTさんに状況を聞いても返信がありません。ボスを捕まえてほしいと言っても無言です。しばらくして「犬を掴んだ」と連絡がありました。
みんなと合流してTさんに様子を聞いても、「上で鳴いていたがしばらくして犬しか来なかった」としか言いません。深くは問いただしませんでしたが、透かされたとしか考えられません。この方、今猟期3回目です。
もう一人の方が、犬が弱いから猪が落ちて来ない。と、力説してまいした。(゜o゜)
確かに猪を止める技量は、まだ備えてはいませんが起こして谷まで落としてるのに…。横聞いてた親方が苦笑してましたよ。(-.-;)
「勢子の心、待ち方知らず…。」
僕も、犬を持たない時は親方の犬が鈴を着けているので起こさず忍ばれてばかりの時は、ヤキモキしましたが待ち場でそれなりの工夫をしましたよ。
見切りを教えてくれた先輩に「立ってるだけなら案山子でも出来る」と言われた事を、思い出しました。
待ち場に行く前に止める仕組みを考えないと起こしても捕獲出来ないですね。
2010.01.19
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ライフルの所持許可申請を提出して来ました。装備の軽量化や狙い越しの少なさが、僕には魅力的です。
スラッグでドットサイトを調整するのに静的を、撃った事はありますが正直、的紙に穴を開けている感覚しかありませんでした。スムースボアならいくら狙っても「この辺り」しか着弾しませんからね。
教習射撃でライフルを撃ったら次元の違う事に気づかされました。身体の使い方が違い、先台を持つ(支える?)感覚や引き金を落とす感覚が微妙です。
スラッグで、鹿撃ちしている友人がライフルに換えて練習も行かず、山で出会っても全く獲れなくてスラッグばかり持ち出していると聞きました。
撃ち込んで感覚を掴まないと、獲物に当たる気がしません。奥が深い道具ですね。
2010.01.14
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一昨日、市街地で車に引かれた猪を駆除するのに猟友会の方が素手で捕まえに行き、猪に突かれ怪我をし警官が発砲して止めたニュースがありました。
街中で大型獣が出ても誰か怪我をしないと警官が発砲出来ないのも疑問です。可哀相にこのお二人は、残りの猟期は出猟出来るんでしょうか?
こんな協力的な方達とは逆の馬鹿な事件も起こってしまいました。
家庭内問題で猟銃を使い殺傷した後、自殺した事件です。いくら法律を規制して手間を増やしてもこんな輩が、出てきます。
その度に、勉強不足のコメンテーターが、無茶苦茶なコメントを残し、民間に違ったイメージを植え付ける放送局。
困った事ですね。
2010.01.13
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日曜日は、出猟出来ず月曜に行って来ました。見切りで三ヶ所寝屋を見つけました。結果は三連敗です(T_T)
見切りから寝屋起こし迄は、出来ますが猪に走られ逃げられてばかりです。
待ちの人数も2~3本で、上手く掛かりません。上に行けば下を走られ、その逆も…f^_^;
僕自身も、山の歩き方や犬の引き方を帰って来てから反省する事ばかりです。以前は、犬の猟能でイロイロと想う事がありましたが最近は、猪が居れば起こすので勢子の仕方に反省と後悔の日々ですね。
昔ながらの見切り猟ですから、勢子の責任を改めて感じます。
2010.01.12
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2日の日に親方が、足を痛めた様で辛そうでした。3日の初猟には、膝が痛いから止めておくと連絡がありました。親方が、猟に来ないなんてよほどの事です。
朝から、喰み跡があると無線が入り確認に行き新跡でしたから早速、掛ける事になりました。3人での猟になり、待ち場の選択で悩む所です。
山が広く遠待ちだと犬がしつこくないので待ちまで掛からない可能性があり入りまでの中待ちと、山を変わる時に走る谷筋に張る事にし、風が当たらない日向きを捜し歩きました。
一番高い尾根の先まで行くと、サコミの底辺りで起こしました。慌て降りて行きましたが、クリは引き返しボスだけ尾根を越えさらに高い山まで一直線です。向かえ側の尾根に上がると起こしたサコミから少し降ったボサの中で戻って来たボスが絡んでいた様です。僕の位置から340m程下の場所で、谷筋の待ち場で犬の声が聞こえていたらしいですが残念ながら猪は立ち上がり、待っていましたが出会う事無く終わりました。
次の日も3人でした。一人休みで代わりに親方が、雑木で作った杖をついての参加です。
良い足が見つける事が出来ず、唯一見つけた足が山を往復しており今迄の勘定で掛ける山を決め、待ちを置いて歩いて行くと、先日大きな猪が起きた寝屋を越え尾根に差し掛かった所で起こし鳴きです。
しかし、一直線に高い山まで抜けてしまいました。
獲物が、一匹と思い混んでましたから僕が尾根から谷筋に降ったら帰って来たクリが、また登り上で鳴いたので再度、尾根まで登りさね尾の笹の生えた斜面をクリと歩くと犬が通り過ぎた後、僕の7m程前を下に向かい何かが動き銃を構え、少しの間止まっているとクリが戻って来た瞬間に、獲物が一気に下り音に気付いたクリが後を追いましたが逃げられてしまいました。
掴もうとした物に指先が、触れるけれど掴めない状況です。
出猟の度に、出会いがありますから僕自身もちょっとした事で気をつけた方が良い事や歩き方を意識する様になりました。
犬の変化や、追わえ方も見てとれる年末休暇で楽しかったです。
2010.01.05
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毎年、元旦2日は実家巡り&初詣です。僕の休みは、日祝日しかありません。年末に山でナイフを落とし、捜す間が無く、今朝に捜しに行こうと思い、運動不足の娘2号とロビンを連れ親方の罠の点検と見切りがてらに山を周りました。
残念ながら凍てて新足は見つけられませんでした。
林道で娘2号とロビンがジョギングしていると、鹿が斜面を走り娘2号が見つけ喜んでいました。ロビンは、娘2号と僕の間を行ったり来たりし連絡よく走っていました。最後に廻った罠の場所で運悪く?30kg程の牡猪が掛かっており親方に連絡し待つ事30分、止めの時にロビンを当てさせて貰いました。よく鳴き馬乗りになってましたから、一安心です。
結局、ナイフを捜す時間が無くなり帰って来ました。
何処かでトラックのフロントバンパーを、当てられたみたいです。気付いたら擦れた跡が…。
ツイてるのかツイてないのか…なんだかなぁ
2010.01.04
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明けましておめでとうございます。
年末は、30、31日と出猟しましたが足が無く見切りで帰って来る始末でした。30日は、28日に山をかき回したので隣で、ばち掛けチームの所へ猪を追いやってしまい、30日に獲られてしまいました((+_+))
見切りもしないそのチームの勢子から「獲ったで」と連絡が、ありました。
「獲った」と「獲れた」は違うと思いますが、こちらは巻き狩りで結果がだせていませんから言えばただの強がりになってしまいます。
獲れば官軍も良いと思いますが、「犬で獲った」と言える猟が出来る様になりたいです。
31日は、初めての猟場に行きました。猪が多いと聞きましたが、5時間見切りましたが一向に足が拾えず昼に帰ってきました。
猟期は残すところ後、2ヵ月。
「獲った」と胸が張れる成果が出せるような出会いがある事を、期待したいですね。
2010.01.01
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