初物
日曜日の寒波が、穏やかになり猪も動き足が拾えました。残り雪に子連れの新足があり小見切りもし、比較的短時間で囲える手筈が出来ました。この場所は、去年クリが初めて見た大猪に怒られた山です。
早めの昼食をとり、犬を掛けました。日向きの尾根を、犬と歩くと寝屋喰みと軟らかい猪の糞を見つけました。
そこから5分もしないうちに、クリが起こしボスも細い声で鳴きましたから、猪です。直ぐに追い鳴きに変わり方向を確認すると待ちを張った山の奥ではなく、明るい道路の方向に落ちて行きます。あっという間に400m程先に居てるので、小枝の生い茂る雑木に引っ掛かりながら走ってたどり着きましたが、クリは道路を渡らず戻ってきましたがボスは、しつこく追って行きましたが止まる気配もなく山を廻っているので見失ってしまったようです。呆気なく山を移られ終了です。ん~残念でした。
その後、犬を回収し次の山に行く事になり師匠にもう一度、犬を使うかと言われましたがボスの前足の親指?の爪が折れ血だらけになったのと、最近、歳のせいか体力と気力のバランスがズレてきているようでインターバル無しだと途中で走らなくなってしまいますから交代してもらいました。
その寝屋山は見切りでは子連れの勘定でした。
待ちに入りしばらくすると、何か近づいてきます。雑木内でこちらからは、音しか聞こえませんが、気配を感じたのか止まっています。そのうちに寝屋鳴きが聞こえ、絡んでいるようです。しばらくして、犬だけ僕の所に来ましたが、その気配で目の前のモノが動いので、次の待ちに無線で注意したら別の待ちで、3発音が鳴りました。抜きで97kgの牡でした。この猪の足を見つけられませんでしたが、牝に付いていたようですね。僕が参加した猟で今年の初物でした。寝屋で絡んだ犬は、後ろ足を少し斬られましたが、大事に至らなくて良かったです。